カウフマン・スタジアム

Kauffman Stadium, Home of the Kansas City Riyals

訪問日:2011.4.30-5.1

※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。

Get to the park

誰が呼んだか ”Heart of America”、アメリカのど真ん中、カンザスシティにやってまいりました。

地図を見るとカンザス州とミズーリ州の境に位置しているカンザスシティだが、実際、カンザスシティという町は、カンザス州とミズーリ州の両方にあり、一般にカンザスシティとして知られているのは、カンザス州側のカンザスシティではなくて、ミズーリ州側のカンザスシティである。

ややこしい... 長嶋邸があることでも知られる田園調布が大田区と世田谷区にあり、一般に高級住宅地街のイメージで語られる一帯は大田区側にあり、世田谷区側の住所表示は玉川田園調布となっているのと同じくらいややこしい。

ボールパークは、ダウンタウンの南東約12kmのスポーツ・コンプレックス内にあり、NFL チーフスの本拠地アローヘッド・スタジアムに隣接している。公共交通機関によるアクセス手段がないため、タクシー頼みとなる。

ゲームのある日に運行されていたという臨時バス ”The Royals Express” は、残念ながら2009年以降、運行停止となっている。

となると、帰りもタクシー。ロイヤルズHPでは、ゲートDの近く、Red Coat Drive と Royal Way の交差点でキャブを拾えると紹介されているが、実際にタクシーが並んでいるのは、ライト側のゲートE前でした。

行きはダウンタウンから約20分、タクシー代は $20が目安だが、試合終了後は帰宅する観衆でごった返すため、スポーツ・コンプレックスを脱出するまでがちょっとイライラ、メーターは 約$30 にはねあがる。

Walk in the park

同じ座席でも、日程や対戦相手によってチケットプライスをあらかじめ差別化する手法は、いまやメジャーの常識、日常的に閑古鳥が鳴いているこのカウフマン・スタジアムとて、例外ではない。

レギュラープライスに比べて、約2割高い価格が設定される Premium Games は、オープニング・デイのほか、インターリーグの週末、あとはヤンキース戦とレッドソックス戦。

Regular Games は、 $100 を超えるネット裏を別にすれば、ほぼ NPB並みと言ってよい価格設定。観戦2日目の 5/1、なんとプレイボール前にチケットを落としたらしく、せっかくのダグアウト・ボックス席エリアに入れないかと一瞬焦ったが、別にどこでも空いているシートに座って文句言われるわけでもなく、実害なしで済みました。

Games

Date : April 30, 2011, 6:10PM
Seat : Dugout Box, 121-D-3, $48.00
Game : Royals 11, Twins 0
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Minnesota   200 000 000 -  2  3 2
Kansas City 001 100 18x - 11 13 2
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W: N.Adcock (1-0) 
L: B.Duensing (2-1)
HR: B.Butler (3), A.Gorden (2)
Time: 2:49, Attendance: 22,099

Date : May 1, 2011, 01:10PM
Seat : Dugout Box, 120-L-, $48.00
Game : Royals 10, Twins 3
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Minnesota   000 011 100 -  3  5 1
Kansas City 010 132 03x - 10 15 0
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W: L.Hochevar (3-3) 
L: C.Pavano (2-3)
HR: J.Francoeur (6), J.Morneau (1), M.Aviles (5)
Time: 2:39, Attendance: 18,108

ボールパークに向かうタクシーで、改装した球場についてどう思うか聞かれた。”とってもビューティフォー、さすが全米一の球場!”などとボキャ貧丸出しの答えをしてしまったが、2009年に完了したリノベーションは、それなりに町の話題となっていたということだろう。

$250ミリオン (約200億円) をかけたて化粧直しでは、拡張されたコンコースがフィールドを360度ぐるりと取り囲む形となった。全体のシート数は削減されたが、逆に外野にはボックスシートからスタンディング・エリアまで、数種類のシートが設置された。スタンディング・シートといっても、フード、グッズ込みなので $40 というお値段。レフト側コンコースの Royals Hall of Fame もリニューアル。

しかし、改装の目玉は、何と言ってもセンター後方に聳え立つ王冠型スコアボード、全面高精細LED画面を誇る Crown Vision に、プレーヤーの姿が大写しになると、大迫力。個人的には、大きければ大きいほど良しとするセンスは、ちょっと下品なんじゃないのという気がしますが...

観戦した2試合は、地元ロイヤルズの連勝、まずはおめでとうございます。2試合とも、同じような展開で、どちらかというとツインズの自滅。個人的には、90年代の印象が強くて、常にコンペティティブなチームという印象のツインズを生観戦するのは初めてで、楽しみにしていただけに、ちょっとなあ。ツインズ、Bクラス常連のロイヤルズに遠く及ばず、AL中地区最下位を突っ走っておるようです。西岡欠場のせいってわけじゃないだろうけど。

Ballpark Data

所在:ミズーリ州 カンザスシティ

開設:1973年4月10日

収容:37,903人

広さ:左翼 100.6m (330ft), 左中 118.0m (387ft), 中堅 125.0m (410ft), 右中 118.0m (387ft), 右翼 100.6m (330ft)

フィールド:天然芝

建設費:7,000万ドル

設計:Kivett & Myers

球場名変遷:ロイヤルズ・スタジアム (1973-1993), カウフマン・スタジアム (1993-)

チーム:カンザスシティ・ロイヤルズ

リーグ:アメリカン・リーグ中地区

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