ソブリン・バンク・スタジアム
Sovereign Bank Stadium, Home of the York Revolution
訪問日:2013.5.3
※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。
Get to the park
フィラデルフィアからグレイハウンドで3時間半、のはずが、まさかのフリーウェイ事故渋滞。乗り継ぎのバスも逃がし、結局予定より2時間以上遅れて、ヨーク着。 ま、ナイトゲームまで時間はあるし、野球観戦以外に予定があるわけでもなし、この程度のロスなら、問題ナッシングです。
グレイハウンド・ステーションはダウンタウン中心部の北端にあり、鉄道の線路をはさんで、ボールパークはすぐそこに見える。
ってことは、球場へのアクセスは徒歩となります。ダウンタウンの目抜き通り、George St. をテクテク歩いて行きましょう。
メイン・エントランス前の広場は、オリオールズ一筋 23年のホール・オブ・フェーマーの名を冠して、Brooks Robinson Plaza と呼ばれております。そのキャリアを、当時オリールズ傘下にあった York White Roses で始めたブルックス・ロビンソン。広場には子供たちにサインをするロビンソンの銅像、ってのはいいとしても、球場のアドレスが、5 Brooks Robinson Way。別にそんな名前のストリートがあるわけじゃないのに、無理矢理な住所登録が通ってしまうところがステキです。
Walk in the park
多種多様に差別化されたメジャーの座席と違い、チケットは、内野の Dugout Box $14、Field Box $12、外野芝生席 $8 の3種類が基本。ラグジュアリーな2階席もあるのだが、通りすがりの旅人には無縁です。
座席選びに悩む必要のないシンプルさが、ウレシイ。
Game
Date : May 3, 2013, 6:30PM Seat : Field Box, 7-J-11, $12.00 Game : Revolution 13, Ducks 9 --------------------------------- Long Island 100 101 402 - 9 13 1 York 011 204 41x - 13 17 1 --------------------------------- W: N.Green (4-1) L: N.DeBarr (2-3) HR: B.Burgamy(2), J.Limonta(2), J.Fiorentino(1), R.Navarrete(1), B.Broussard(1), R.Henriquez(2) Time: 3:15, Attendance: 3,414
レフト外野にそびえるフェンスは、高さ 37フィート8インチ(約11.5m)、本家ボストンのグリーンモンスターより 15cm 高いのが自慢。The Arch Nemesis という、どこかのヘヴィメタ・バンドを連想させる名前も付いているが、これは Arch Street に隣接していることから思いついた単なるダジャレのようだ。
試合は、6本のホームランが飛び交う乱打戦となったが、そのうち1本は、このアーチ・ネメシス(強敵、かなわないもの)を超える一発となった。
このボールパークのもうひとつの趣向は、ホームランが出るたびに、外野席に陣取るその名も Cannonball Charlie がぶち上げる号砲。ドッカーンという爆音が、スタジアムの空気を文字通り振動させ、身体の中にまで響く。何度聞いても慣れず、心臓に悪そう。
小腹がすいてきた試合後半、コンコースをぶらぶらしていると、小さなワゴンで見つけたのは、Walking Taco? ん? 歩くタコス? いや、歩きながらでも食べられるってことでしょ。実はこれが、市販の袋物スナック、わかりやすく言えば、ドンタコスの袋の中に、チーズをドバドバ流し込み、トッピングを放り込むという代物。これほど安易この上ないボールパーク・フードも珍しい。チーズで手がベトベトになっちゃいました。
Ballpark Data
所在:ペンシルバニア州 ヨーク 開設:2007年6月15日 収容:7,312 人 広さ:左翼 94.2m, 中堅 121.9m, 右翼 100.6m フィールド:天然芝 球場名変遷:ソブリン・バンク・スタジアム (2007-2013), サンタンデール・スタジアム (2014-2015), ピープルズバンク・パーク (2015-) チーム:ヨーク・レボリューション リーグ:アトランティック・リーグ (Independent) 北地区