新荘野球場
Xinzhuang Baseball Stadium
新北市立新莊棒球場
訪問日:2008.5.3
※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。
Get to the park
台北駅前、バスに乗るときに、念のため ”棒球場?” と聞いてみる。大きくうなずく運ちゃん。おお、出足いいねえ、いい感じだねえ。
台湾初日で、なんとなく気分も浮き足立ってるってのか、もうちょい中国語を使ってみたくなったわけです。今度は、文章を頭の中で組み立ててから、”これって、新荘棒球場へ行きますよね?” と近くにいたオネエサンに話しかける。?マークいっぱいの表情。やっぱり、中国語が通じないのかなあ。
見かねて口をはさんできたオジサン、その口から発せられたのは、まさかまさかの否定の言葉 ”没有”。さらにいろいろと説明してくれるが、もうわかりません。”没有” ってことは、”新荘棒球場”っていう停留所がないのか、それとももしかして今日は試合がないとか。そんなことはないと思うけど。
なんとなく気まずい時間の中、そのままバスは走る。車内の路線図を見るかぎり、確実に球場に近づいているように思えるんだけどなあ。
お、さっきのオジサン、降りるらしい。それはいいのだが、ワタシにも降りるように言っているようだ。え? ここで乗り換えるんですか? いや、なんか違うと思うんだけど。ためらっていると、オジサンのまわりに2人、3人、4人、5人...口々に乗り換えを薦めてくれます。
けっこうな騒ぎになってきちゃいました。これはもう、お薦めにしたがうしかないっすね。わっかりました、反対側の**番に乗り換えます。皆さんのご親切に謝謝!
すぐに **番のバスが来る。今度こそ失敗しないぞという決意をこめて、もう一度、 ”棒球場?” すると、運ちゃん、 ”ちがうアルヨ、棒球場行き、この反対側のバスね、このバスちがうのコトよ” だっからあ、さっきのバスでよかったわけでしょ? どこでこーゆーことになっちゃったの? 走り去るバスの行き先表示を見ると、そこには 「板橋」 の文字...
あーっ! 「棒球」 と 「板橋」!
棒球 bangqiu バンチィォゥ
板橋 banciao バンチィァォ
どうやら、一所懸命教えてくれていたのは、球場ではなくて、板橋への行き方だったらしい...
帰りは球場前から無料シャトルバス。MRT坂南線の「新埔」駅へ直行する。このシャトルバス、行きのアクセスにも使えるとのこと。
Walk in the park
チケットは3種、内野全票 300元、内野半票 200元、外野 150元。全票と半票というのは、大人料金と子供料金のこと。内野席は2層となっているのだが、高層と低層では料金に違いはない。
Game
Date : May 3, 2008, 5:05PM Seat : 内野全票, $NT300 Game : Elephants 5, Bears 3 ------------------------------- La New 熊隊 000 003 000 - 3 9 0 兄弟 象隊 101 002 010 - 5 9 0 ------------------------------- Elephants: 小林亮寬(W)、葉詠捷(SV) Bears: 黄欽智(L) HR: 潘忠韋(4)、陳致遠2(5,6) Time: 2:43, Attendance: 6,726
アクセスにもたついてしまったが、何とかたどりつき無事入場。まずは腹ごしらえ。食の台湾だけに、ボールパーク・フードも期待していたのだが... まったくもって、これがしょぼい。そそられるものはなく、アメリカンドッグ NT$30、ソーセージ NT$35 でごまかす。
が、グラウンドに目をやれば、そこには日本ではまず見ることのできないラブリーな光景が... そうです、何といっても内野含めて天然芝っ! 2層となっている内野の屋根付きスタンド、開放感のある外野席もなかなかイケてます。
それにくわえて、台湾野球といえばコレ、太鼓ドンドコドンドコとハンドマイクパフォーマンスのチアリーダー。東京ドームのアジア・シリーズでも体験はしていたが、やはり本場のウルサさにはかないませんなあ。
Ballpark Data
球場名:新北市立新莊棒球場
所在:新北市新莊区和興街66號 (台湾)
開設:1997年
収容:12,500人
広さ:左翼 99.1m (325ft), 中堅 122.0m (400ft), 右翼 99.1m (325ft)
フィールド:天然芝
アクセス:MRT中和新蘆線(迴龍行)新莊駅下車徒歩15分、または台北駅前から市バス 299番 「永春高中-輔大」 に乗り 「新莊棒球場」下車