ベテランズ・スタジアム

Veterans Stadium, Home of the Philadelphia Phillies

訪問日:2003.9.5, 7

※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。

Get to the park

かつてはNFLイーグルスと共用していたベテランズ・スタジアムだが、ついにこの”時代遅れ”の大型球場に見切りをつけたフィリーズ。そんなわけで”The Vet”という愛称で親しまれてきたこのボールパークも今年限りでお払い箱となる。イーグルスは一足お先にリンコーン・フィナンシャル・フィールドへ引越し済。その隣には今まさに建築中、来シーズンからフィリーズの新本拠地となるシチズンズ・バンク・パーク。いずれもベテランズ・スタジアムから眺めることができる。

新球場になっても、行き方は同じ。フィラデルフィア・ダウンタウンを縦横にはしる鉄道SEPTA の Broad Street ラインで市内中心部から南へ10数分、終点の Pattison 駅で下車、素直に地上に出れば、そこは一大スポーツ・コンプレックス。

9/7 に観戦した試合は、当初デイゲームの予定が、なぜか夜の 8:05 開始に変更されていた。しかも、こんな時にかぎって試合はもつれ延長に突入、今年最後の観戦、こうなったら最後までお付き合いしちゃおうかという思いもよぎったが、10回終了時でミッドナイト 0時近く。

翌日早朝、帰国の途につかねばならないこともあり、無念のリタイア。市内への帰りも当然 SEPTA でらくちんだったのだが、実はこれが Pattison 駅発の終電だったらしい。帰国後「地球の歩き方・大リーグ観戦ガイド」(最近はこーゆー本もあるんですね)を見ていてこのことに気がついたときには、ちょいと背筋に寒気がはしりました。だいたい帰国後にガイドブックを見るなんてのがマヌケですね。くわばらくわばら。

Walk in the park

MLB最大、ということは世界最大の収容力を誇るクッキーカッター・スタジアムもいよいよ見納め、ぜひともその全景を視野に納めたいと、センター後方のアッパーデックをうろうろしているところを、球場スタッフにとがめられた。巨大広告の前をうろつくのはジャマだというわけらしい。

当日窓口で購入した”Best Available”のシートは、9/5分がかなり外野寄りのフィールド・レベル、9/7分はテラス・ボックス。どでかいスタジアムだからといって、簡単に良い席が入手できると思ってはいけない。

そうは言っても、本当にアッパーデックを含むスタンドが大観衆に埋めつくされることなどあるのだろうか? などと言っていたら、9/1 Labor Day に行われたインターリーグ・ゲーム、レッドソックス戦では、6万人以上を集めていたというから、さすがに腐ってもナショナル・パスタイムである。

Games

Date : September 5, 2003, 7:05PM
Seat : Field Box, 249-19-15, $28.00
Game : Phillies 1, Mets 0
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New York     000 000 000 - 0 6 1
Philadelphia 000 000 01x - 1 3 0
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W: VPedilla (13-9)
SV: Cormier (1)
L: Seo (8-10)
HR: None
Time: 2:55, Attendance: 26,712

Date : September 7, 2003, 8:05PM
Seat : Terrace Box, 340-8-9, $24.00
Game : Phillies 5, Mets 4
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New York     100 000 030 00 - 4  8 1
Philadelphia 010 010 011 01x- 5 11 0
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W: Cormier (6-0)
L: Wheeler (1-3)
HR: Pratt (4)
Time: 3:57, Attendance: 29,159

9/5は緊迫した投手戦、8回ウラ、この日初めてフィリーズにチャンスらしいチャンスが訪れると、ストレスのたまったスタンドから自然発生的にウェーブが起こるのは、ものの必然というもの。

バカがつくほどでっかい円形スタジアムだけに、いったんウェーブが起こるととどまることをしらない。見事にグルリグルリと確実に20周以上は回っていた。それでも、地元チームが念願の1点をもぎとり、さらにフルベース、バッターボックスに今シーズンのナ・リーグ本塁打王ジム・トーミーを迎えた場面では、さすがにウェーブはピタリととまり、1球ごとの勝負に歓声がわきあがる。これぞ、メジャー観戦の醍醐味と言うべきでしょう。ちなみに、トーミーは三振だったが。

レギュラー・シーズンも残り約10ゲームとなり、試合途中でカウントダウン・バナーの張替えという地味なセレモニーもあった。

帰国前日、フィリーズ延長11回サヨナラ勝ちのシーンを見逃したのは、やや心残りだがこれもまた一興。相手チームの主砲マイク・ピアッツァ&エース,アル・ライターに対する激しいブーイング、今や全米一の人気キャラクター,フィリー・ファナティックのパフォーマンス、ホットドッグよりもボリュームたっぷり,デリシャスな味に大満足のチーズステーキ、そして思い思いにフィリーズのアイテムを身につけたファンの熱気もまた、そのままモダンな新球場でもお目にかかれることだろう。

Ballpark Data

所在:ペンシルバニア州 フィラデルフィア

開設:1971年4月10日  (2003シーズンを最後に閉鎖・解体)

収容:62,418人

広さ:左翼 100.6m (330ft), 左中 113.1m (371ft), 中堅 124.4m (408ft), 右中 113.1m (371ft), 右翼 100.6m (330ft)

フィールド:天然芝

建設費:6,300万ドル

設計:Hugh Stubbins & Associates, George M. Ewing Co., Stonorov & Haws

チーム:フィラデルフィア・フィリーズ(2003シーズン後に新球場に移転)

リーグ:ナショナル・リーグ東地区

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