マカフィー・コロシアム
McAfee Coliseum, Home of the Oakland Athletics
訪問日:2008.8.13-14
※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。
Get to the park
サンフランシスコ・ベイ・エリアの高速交通システム BART(Bay Area Transit System)は、2003年にサンフランシスコ国際空港にも乗り入れるようになり、旅行者にはますます欠かせない足となっている。
ベイ・エリアのスポーツ観戦にも便利な BART。ダウンタウンから Fremont 行きに乗る。海底トンネルをくぐって Coliseum/Oakland Airport 駅で下車すれば、陸橋の向こうにスタジアムが見える。
はじめてこの駅でおりたのは、1992年11月、オークランド・アリーナ(現オラクル・アリーナ)で、NBA ゴールデンステート・ウォーリアーズの試合を見るためだった。なんとか当日キャンセル待ちチケットをゲットした瞬間は超カンドーだったが、試合のことは何も覚えていない。唯一の NBA観戦体験です。
アスレチックスの移転先として確定しているシスコ・フィールドは、フリーモント市に建設される。Coliseum 駅からさらに駅6つ、そのまま BARTで終点まで。Fremont 駅から歩いて行ける所だったらうれしいんだけどな。
Walk in the park
チケットは、当日窓口で、お好きなシートをお選びくださいませ。
コロシアムと名乗るだけあって、コンパスで描いたようなきっちり円形のスタジアム。そのため、ファウルグラウンドのふくらみが大きく見える。
ご存知の通り、1966年のオープン当初からアメフトと野球の兼用スタジアムとして建設され、NFL レイダースと、MLB アスレチックスの本拠地としての役目を果たしてきた。
LA に移転していたレイダースが、10数年ぶりに帰ってきたのをきっかけに行われた大改修は、フットボールフレンドリーの仕様。A’sのゲームでは、どうせ一杯になることがない外野の巨大スタンド設置がその目玉だったのだが、言わせてもらえば単なる目障り。
この球場での初観戦は 1991年。まぶたの裏に焼き付いている光景、外野席の向こうにはパーム・ツリーと暮れゆくカリフォルニアの空、その風趣がそがれてしまった以上、さっさと移転しちゃうしかなさそうです。
とは言え、天候不順のコロラドと打って変わって、天気は最高。デイゲームの全面天然芝フィールドは、やはり眼に映える。さすがカリフォルニア! 誉めてつかわす。
Games
Date : August 13, 2008, 7:05PM Seat : Field Level, 116-24-10, $35.00 Game : Rays 3, Atheletics 2 --------------------------- Tampa 110 000 100 - 3 8 0 Oakland 000 020 000 - 2 7 0 --------------------------- W: Sonnanstine (12-6) SV: Percival (27) L: Duchscherer (10-8) HR: Pena (22), Hinske (17) Time: 2:56 Attendance: 21,438 Date : August 14, 2008, 12:35PM Seat : Field Level, 126-1-6, $35.00 Game : Rays 7, Athletics 6 -------------------------------- Tampa 021 010 001 002 - 7 13 1 Oakland 220 000 001 001 - 6 11 0 -------------------------------- W: Hammel (4-3) SV: Miller (1) L: Casilla (2-1) HR: Gonzalez (4), Pena (23) Time: 4:24, Attendance: 16,689
そんなわけで、初メジャー観戦がA’sの全盛期だったので、黄金と深緑のチームカラー、個人的にはいまだに王者の象徴という印象なのである。指揮官トニー・ラルーサのもと、バッシュブラザーズ(カンセコ&マグワイア)、リッキー・ヘンダーソン、デイブ・スチュワート、デニス・エカーズリー...
「マネーボール」で広く知られるようになったが、最近では、サイバーメトリクスに基づく独自で安上がりのチーム作りが売りとなっているアスレチックス。しかし、今シーズンにかぎって言えば、対戦相手のレイズに、そのお株をうばわれた感がある。
何で強くなったのか、この2試合を見るかぎり、さっぱりわからないレイズだが、なんとはなしに勝っている。何より、調子のいいときのチームだからなのかもしれないが、みんな楽しそうなのがいい。
その中でレイズのリードオフマン、イワミューラ、ピンチの場面でマウンド上に内野陣が集まって開催される会議にはひとり参加せず、自分の守備位置でウェイティング。わからなくてもいいから、顔だけ出しとけばいいのに。大きなお世話かもしれないが。
Ballpark Data
所在:カリフォルニア州 オークランド
開設:1966年9月18日
収容:43,662人
広さ:左翼 100.6m (330ft), 左深 111.9m (367ft), 左中 110.4m (362ft), 左中深 118.3m (338ft), 中堅 122.0m (400ft), 右中深 118.3m (388ft), 右中 110.4m (362ft), 右深 111.9m (267ft), 右翼 100.6m (330ft)
フィールド:天然芝
建設費:2,550万ドル
設計:Skidmore
球場名変遷: オークランド・コロシアム (1966-1997), ネットワーク・アソシエイツ・コロシアム (1998-2004), マカフィー・コロシアム (2004-2008), オークランド・コロシアム (1966-1997), オー・ドット・コム・コロシアム (2011-2016), オークランド・コロシアム (2017-2018), リングセントラル・コロシアム (2019-)
チーム:オークランド・アスレチックス
リーグ:アメリカン・リーグ西地区