AT&Tパーク

AT&T Park, Home of the San Francisco Giants

訪問日:2007.8.10, 12

※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。

Get to the park

Ballpark Data

ダウンタウンを斜めに横切る Market St. の南側、2nd または 3rd St. をまっすぐ 20分ほど行くと、そのつきあたり。3rd St. 側には、ウィリー・メイズの像があり、その名も Willie Mays Plaza という広場、ここがボールパークの正面玄関にあたる。

メイズ像ほどには知られていないが、ライト側の Lefty O'Doul Plaza にはホワン・マリシャル、McCovey Cove を渡って China Basin Park 内には、ウィリー・マッコビーの像がある。まったく銅像好きの国である。

まだまだこれから開発が進むと思われる球場周辺、決してにぎやかとは言えないが、2nd St.沿いに宿をとっていたこともあり、行き帰りともに徒歩でのアクセスとなる。バスやメトロで行く方法もあるようです。

Walk in the park

今回、はじめて Print at Home というシステムを利用。

オフィシャルサイトでの座席予約は、いまや当たり前だが、今度は自宅でチケットのプリントアウトまでできてしまうってわけです。海外から観戦に行くような輩には便利なシステム。とは言え、あの厚手の紙の感触が手元に残らないのは、なんとなく寂しい。

購入したのは、フィールドレベル $80 とクラブレベル(中二階) $70。外野でも $30を越えるセクションがあり、開幕戦、ヤンキース、ドジャース戦などは、さらにプレミアがつくそうな。 ”メジャーのチケットはお手頃プライス、それに比べて日本は...” なんてことも、最近では言えなくなりました。

メジャー随一とも言われるサンフランシスコ・ベイをのぞむ眺めは、アッパーの方がより堪能できるだろうが、フィールドからは遠くなる。景色を見るか、野球を見るか。あいだをとって、クラブレベルあたりに腰を落ち着けるか。とても一日だけじゃ味わいつくせないボールパークなのでした。

Games

Date : August 10, 2007, 7:15PM
Seat : Field Club, 108-R-15, $80.00
Game : Pirates 8, Giants 7
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Pittsburgh    010 100 060 - 8 13 1
San Francisco 102 011 110 - 7 11 1
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W: Grabow (2-1)
SV: Capps (10)
L: Chulk (4-4)
HR: LaRoche (16), Bonds (24)
Time: 3:00, Attendance: 41,923

Date : August 12, 2007, 12:05PM
Seat : Club Box, 213-F-9, $70.00
Game : Pirates 5, Giants 0
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Pittsburgh    010 002 200 - 5  9 0
San Francisco 000 000 000 - 0  5 0
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W: Gorzelanny (11-6)
L: Zito (8-11)
HR: Phelps (4)
Time: 2:19, Attendance: 41,976

センター後方スクリーンの左脇には、”756” の数字と ”ROAD TO HISTORY” というコピー。右脇には、背番号 25 のドデカイ写真。ハンク・アーロンを超える通算本塁打新記録の達成は、ほんの 3日前の出来事。当然のことながら、球場内外のあちらこちらに ”歴史的偉業” をたたえるデコレーションが目立つ。

ソールドアウトがつづく観客席では、ジャイアンツのグッズを身につけている人が感心するほど多い。地元クラブに対するロイヤリティの高さをうかがわせる光景だが、どこか奇妙な感じが... なんなのだろう?

あ、そうか、なるほどね。選手の背番号ジャージです。目にするのは 25番のみ、その他の番号はまったく見かけなかったからだと気がつきました。

稀代のスーパースターを獲得して 15年、徹底してバリー・ボンズ中心のマネージメントを展開してきたジャイアンツ。ライトまでの距離が極端に短い球場の造りにしても、ボンズのホームラン増産を当て込んだものだったはず。そのもくろみは当たり、海に飛び込む ”スプラッシュヒット” はボールパーク名物ともなったわけです。

シーズン終盤には、ボンズとの契約も今期が最後となることを発表したが、はたして ”ポスト・ボンズ”の戦略は? 眺めがいいだけでは、観客を引き止められないと思うんですけどね。

ともあれ、ボンズが打席に立てば、スタジアム全体からフラッシュの花が咲く。チームは負けても、758号が飛び出した場面では、Barry ! Barry ! の大歓声。 そんなSFの皆さんに、おそるおそる例の件を聞いてみれば...

ステロイド疑惑だって? でもそんなの関係ねぇ!

そうそう、スタジアムDJが女性だったことが、ちょっと新鮮で驚きでした。

Ballpark Data

所在:カリフォルニア州 サンフランシスコ

開設:2000年4月11日

収容:41,503人

広さ:左翼 103.4m (339ft), 左中 111.0m (364ft), 中堅 121.6m (399ft), 右中 128.4m (421ft), 右翼 94.2m (309ft)

フィールド:天然芝

建設費:3億5,700万ドル

設計:HOK Sport (現 Populous)

球場名変遷:パシフィック・ベル・パーク (2000-2003), SBCパーク (2004-2005), AT&Tパーク (2006-2018), オラクル・パーク (2019-)

チーム:サンフランシスコ・ジャイアンツ

リーグ:ナショナル・リーグ西地区

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