ポールマン・フィールド
Harry C. Pohlman Field, Home of the Beloit Snappers
訪問日:2017.8.11
※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。
Get to the park
ミルウォーキーから同じウィスコンシン州内のベロイトへ。といっても直接ベロイトへアクセスできる公共交通機関はなく、アムトラックを乗り継いで、シカゴ経由でサウスベロイトまで。いずれもイリノイ州です。ここからベロイトまでは車で数分。
アムトラックを乗り継ぐと言っても、シカゴからはバス。一部のアムトラック主要駅では、Connecting Service としてバスを運行しており、Amtrak Train の乗客が利用できる、ということらしいです。バスのみの予約は不可でした。
アムトラックのバス? なんか怪しいでしょ。そうなんです。不安が的中しました。シカゴのユニオンステーション、バスの乗り場がさっぱりわからない!
電光掲示板を見ても、目的の便は表示されていないが、どうやらバスの発着は Canal Street らしい。地上に出る。で、要はそこは道なわけですよ。いったいどこで待てばいいんだ? 乗り場は? 交差点の向こう側にバスターミナルが見えるが、あれは市バスだよな。うーむ、わからん。
地下に戻り、Amtrak Information で聞いてみる。オジサン曰く、”バスは Canal Street だ。Canal Street に行ってくれ。オレに言えるのはそれだけだ” とハードボイルド風に言われました。危機に陥っているときは、自分をとりまく状況がすべてハードボイルド風に見えてくる。それがシカゴ。
まわりにいた人にも手あたり次第聞いてみる。わからない、知らない、インフォメーションで聞いてみたら? うう... もうわからん。ユニオンステーションの Canal Street 側出口で、とにかく待つ。
時間になった。バスが来た。不思議なことに、どこからともなく乗客も湧いて出てきた。サウスベロイトまで2時間。無事着。ここからホテル、ボールパークへの移動はすべて Uber。
Walk in the park
内野席の前数列がボックス、その後ろはメタルのベンチシート。鉄骨丸見えの三塁側グランドスタンドは、キッズたちがファウルボールを追いかけるたびに、ドタンバタンと騒音激しい。ライト寄りの General Admission は木製テーブル席。
外野フェンスを裏側から見ると、相当年季が入っているのがわかる。風雪にギリギリ耐えてきたんだなあ、でももうそろそろ限界かもなあ...
1982年オープン? 実年齢30代半ばにはとても見えません。だいぶ苦労したんだねぇと、いたわりたくなるボールパークです。
Game
Date : August 11, 2017, 7:00PM Seat : Reserved, C-8-1, $9.00 Game : Snappers 4, LumberKings 2 --------------------------- Clinton 000 100 010 - 2 8 1 Beloit 010 020 01x - 4 7 0 --------------------------- W: Milburn (7-9), SV: Gorman (1) L: DGarcia (6-11) HR: None Time: 2:58, Attendance: 883
”ヘイ! アイオワの球場巡りかい?” 突然声をかけられ、なんだなんだ? 聞けば、夫婦と娘さんの3人で Midwest League 巡りをしているトニーさん、バーリントンやクリントンでも姿を見かけられていたらしく、またアイツかと思って声をかけてみたとのこと。
ウロウロする姿が目立ってしまうのも、群を抜いて寂しいアテンダンスのせいでしょう。 2016年シーズンの観客動員数は、リーグ最下位の 65,152名というベロイト。1試合あたり 900名余りといったところでしょうか。ダウンタウンに新球場建設か、さもなければ球団の移転か、そう遠くない将来に決断が迫られているようです。惜しいなぁ...
Ballpark Data
所在:ウィスコンシン州 ベロイト
開設:1982年4月14日
収容:3,501人
広さ:左翼 99.1m (325ft), 中堅 115.8m (380ft), 右翼 99.1m (325ft)
フィールド:天然芝
球場名変遷:テルファー・パーク (1982-1986), ハリー・C・ポールマン・フィールド (1987-)
チーム:ベロイト・スナッパーズ(2021年8月 新球場へ移転)
リーグ:ミッドウェスト・リーグ (A) 西地区
アフィリエーション:オークランド・アスレチックス