川崎球場

The Remains of Kawasaki Stadium, Former home of the Takahashi Unions, the Taiyo Whales and the Lotte Orions

「さよなら照明塔企画 第2弾! 佐々木信也さん・村上雅則さんトークショー」

訪問日:2022.6.25

※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。

Get to the park

SS勤務時代以来だから、おそらく8年ぶりの川崎。当時、プロ野球の興行をやらなくなった川崎球場にはまったく興味がなかったので、近くにいながら、球場まで足を運んだことは一度もなかった。

アメフト専用スタジアムに生まれ変わったのは、ちょうど川崎勤務が終わった頃のようだが、いずれにしても、もう川崎球場って解体されて残ってないんだと思ってました。

実は照明塔3基とフェンスの一部が残っていたんですね。今週末、はたしてどの試合を見に行こうかと考えている中、この照明塔がいよいよ撤去されることが決まり、その歴史を振り返るイベントがあることを知り、久々にやって来ました。

これは、かろうじて手元に残っていた観戦チケットです。ロッテ千葉移転の年、前年まで本拠地だった川崎で年間数試合やっていたときのもの。

本日のイベント自体は無料でした。

Walk in the park

川崎球場名物肉うどんも復活。これは食べた覚えがある。かなり濃いめの味付けは、さすが京浜工業地帯、労働者の街。

この日のイベントのメインは、佐々木信也氏、村上雅則氏のトークショー。佐々木氏は、川崎を本拠地とした高橋ユニオンズの二塁手、村上氏は、法政二校(川崎市)出身ということで。

事実上の梅雨明けで、ほぼ大半の時間は日差しを避けて、フィールド外周の日陰に退避してました。

Game




Date : July 29, 1969
Seat : ライト側外野スタンドにいたかも(?)
Game : Giants 9, Whales 2
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巨人 112 022 100 - 9 15 0
大洋 000 100 001 - 2  8 1
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W:堀内 10-6
L:及川 2-2
HR: G:堀内 1, 王 21
Time: ?, Attendance: 32,000

何を隠そう、わが人生初のプロ野球観戦は、この川崎球場のライトスタンド。大洋‐巨人戦。記憶では、巨人4-1大洋、G堀内、W平松が投げて、本塁打は王、堀内...

この条件に合う試合を探してみたのですが、ぴったり合うのがない! 王のホームランがレフト方向でライトスタンドに飛んでこなかったこと、ピッチャーの堀内が打ったことはかなり印象的だったので、もしかしたらこの試合? と思ったのが上記。時期的にも夏休みだし... 

しかし、半世紀にわたって自分の中で大切にしていた記憶が、改ざんされたものであったとは...

一番自信がある記憶は、ライトスタンドのおっさんのヤジ「長嶋打て! ピッチャーゴロ、ゲッツー!」、これがまわりにウケていたこと。「ゲッツーって何?」と父に聞いたと思う。

照明塔は7月に1基、来年1月残りの2基が撤去されるとのこと。バックスクリーン周辺とホーム後方のフェンスは残るそうです。

そしてトークショー終了後、もうひとつのメインイベント、照明塔点灯!

最初に水銀灯、次に白熱灯(逆だっけ?)が、時間をかけて徐々に灯っていく、ナイトゲームの代名詞でもあったカクテル光線を見る機会も、ほとんど無くなりました。川崎ではあと1回、7月のサッカーの試合で点灯される予定とのこと。

Ballpark Data

球場名:川崎球場

所在:神奈川県川崎市富士見2-1-9

開設:1952年(1991年3月31日 閉鎖)

収容:30,000人

広さ:左翼 89m, 左中 105m, 中堅 118m, 右中間 103, 右翼 89m

フィールド:内野:土、外野:天然芝(1991年以降は人工芝)

アクセス:JR川崎駅から徒歩15分、川崎鶴見臨港バス・川崎市バス「教育文化会館前」下車

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