ＫＩＡチャレンジャーズ・フィールド（第２球場）

2024年8月7日 2024年8月12日

ballpark tripper

KIA Challengers Field, Home of the KIA Tigers (FL)

기아 챌린저스 필드

訪問日：2024.8.7

※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。

Get to the park

今年もやります、KBOフューチャース・リーグ観戦。今回は咸平（ハンピョン）でKIAタイガース二軍のナイトゲーム、光州からの日帰りを目指します。あー不安だ、でも楽しみ。

光州総合バスターミナル U-Square から咸平へのバスは１時間１本くらい、けっこう本数もある。券売機は日本語にも対応、₩4,200。ちなみに、安さにつられて500番の路線バスは乗っちゃダメとネットでみんな言ってます。時間かかりすぎだし、高速都市間バスでも十分安い。

乗車時間約35分で咸平ターミナル着。ターミナル前にタクシー乗り場。さあ行くぞ。少し呼吸を整えてからタクシーに乗る。うわっ、わかっていたけど絶対歩いて行くのは無理だなと思いつつ、約20分で球場入口着。₩12,000也。念のためネームカードをもらっておく。

まわりには何もありません。逃げ場ありません。後ろを振り返らず、この少し奥にある野球場を目指して歩きます。

むむ、どうも様子がおかしい。目の前のフィールド、試合開始１時間前の雰囲気がない。そもそも今日はナイトゲームのはずなのに、なんで照明塔がないのか。観客もひとりも見当たらない。フィールドに数名いるスタッフも、明らかに片づけモードだ。

あー、やっちまったか。二軍でナイトゲームなんておかしいと思ってましたよ。昨年は午後１時開始と思い込んで、午前11時開始だった。この時は辛うじて途中から見れたけど、今日はもう試合終了ってことか。スタッフに聞いてみる。

”オヌルンゲイムイッソヨ？”

”今日ゲームあるか？” は、とりあえず通じたっぽい。問題は聴き取りですが、 ”イエ！イエ！” は "家” でも ”Yeah" でもないことぐらいはわかります。ああイエ（上）に何かあるのか。

室内練習場やトレーニング施設、娯楽設備などを備えたモダンなビルのさらに上に行くと、おお、それらしい音が聞こえてきた。照明塔も見えてきた。

あらためて事前に調査した情報を確かめると、確かにあとから追加造成されたグラウンドがあり、ここで夏のナイトゲームは開催されると書いてあるじゃん。資料読み込み不足でした。

タイトルは「第２球場」としましたが、本当の球場名称は不明。

Walk in the park

観客席なしです。３塁側のネット裏のスペースに、プラスチックの簡易腰掛けが10個置いてありましたが、基本ここで立ち見するしかない。アナウンスもなし。おまけに酷暑。いろいろな野球場でプロ野球を観てきたけど、けっこう究極レベル。

と、スタッフさん、大型扇風機を設置してくれました。素晴らしいサービスじゃありませんか！

そしてここにも30名を超えるコアな追っかけがいました。やはり半数近くは高級カメラを構える女子（よく見るとアジュンマも含む）、他にアジョッシ、カップル、そしてファミリーの姿も。

下のメインフィールドから上の追加フィールドまで見たおかげで、施設の充実度はよくわかりました。若きプロスペクトたちは、ここで野球漬けになれってことですよね。ファンは大変ですが。

下にあるメインフィールド周辺で途方に暮れていたとき、あちこちにボールが落ちているのに気づきました。韓国野球二軍って、あんまり真剣にボール回収しないんですよね。草ぼうぼうの土手でファウルボールを探し出すヤクルト戸田のスタッフのような過酷な労働はないんでしょうね。

Game

Date : August 8, 2024, 18:00PM
Seat : 3塁側ネット裏, 無料
Game : Tigers 6, Dinos 5
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NC ダイノス　  003 010 100 - 5 11 4
KIA タイガース 302 001 00x - 6  8 1
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Tigers: 劉志成(W,3-1), 金珉ジェ(SV, 2)
Dinos: 姜兌炅(L,0-1)
HR: 金夕煥(4)
Time: N/A, Attendance: N/A（30）

18時きっかり試合開始。今回の３日間で唯一となるホームランが見れたのは良かった。

さて、帰りをどうするか。

バスは20時、電車だと21時半が最終。リスクも考えて20時を目途に退散し、電車の駅を目指そうと決めてました。

５回終了、ちょうど20時を過ぎました。試合を見届けたい気持ちはなくはないが、とにかく帰らなくては。

KORAIL（韓国鉄道）咸平駅まではタクシーを呼ぶしかない。昨年上東野球場の２軍観戦の際には、頼りにしてた配車サービスカカオタクシーがなぜか使えず、球場の警備員さんに助けてもらった。今年は使えるだろうとぼんやり思っていたけど、何も対策してないのに状況が変わるわけありませんよ。直接決済の選択ができず、先に進めない。そうだった、去年と同じだ。やっと思い出した。

ここでさっきもらっていたネームカードが生きるのです。やっぱり早めに切り上げて正解でした。電話機能なしのSIMを使っているので自分では電話できず、頼み込んで入口の守衛さんにタクシーを呼んでもらいます。

”マノチョウォニエヨ！” え？ああ ₩15,000ってこと？ OK、OK、没問題、 ”シブプンチョンド！" OK、10分くらいね、知道了，知道了,　テンパってたんですね、なぜかこちらの答えが中国語になってしまう。お礼に、持っていた柿ピーあげた。まあ、こうしたやり取りが楽しいんだけどね。

で、結局カカオタクシーは、日本のクレジットカードでは決済できないので、現金直接払いとなるって情報は本当なのか？よく見ると使えないと思っていた海外カードが登録できるっぽいので、帰国後さっそく登録しておきました。これで、来年以降は大丈夫かな。

咸平駅にはKTXは停まらない、つまり在来線のみの田舎の駅。１時間前に駅に着いたときには、プラットホームは真っ暗で誰もいない。光州行きムグンファ号最終21:28の10分前くらいからやっと他の乗客もあらわれ、ホームのライトも点灯。