シティバンク・パーク
Citibank Park, Home of the Long Island Ducks
訪問日:2008.8.13-14
※記事の内容・データは、特に記載した場合を除き、訪問時のものです。
Get to the park
ヤンキー・スタジアムのデイゲーム、まさかの延長戦が11回ウラに決着したのが 16:00すぎ、満員のサブウェイでマンハッタンを南下。
ロングアイランド鉄道 (Long Island Rail Road)、ペン・ステーション 5:14PM 発。これをのがすとマンハッタン郊外にあるシティバンク・パークの試合開始には間に合わない。
ぎりぎりセーフ、だが、乗車間際に聞こえたアナウンスが気になる。途中のナントカとかいう駅でバスに乗り換えだって? どういうこと? "Central Islipに行きますよね?" まわりの人に聞いてみるが、"ハハン? ワッカリマセーン" という冷たい反応。
1時間後、Hicksville 駅を降りると、外に数台のバス。ここから 30分弱で Central Islip駅。想定外のトランスファーに若干動揺するも、実際に体験してみればなんてこたあない、ただの乗り換え。
駅前の客待ちタクシーに相乗り、10分ほどで球場着、$6.00也。入場したとたんにプレイボールの声を聞く。
ジャスト10:00PM の試合終了後、球場の公衆電話が壊れたりしていてタクシーを呼ぶのに手間取り、10:50PM の Central Islip発に、これまたぎりぎり飛び乗る。ミッドナイトに帰り着いたマンハッタンは、両国の花火も顔負けのものすごい人出。
LIRR、Penn Station - Central Islip 直行だったのは、この帰りの1回だけで、翌日の行き帰り、いずれも Hicksville 駅でバスに乗り換えとなっていた。
Walk in the park
試合開始直前に窓口で買ったチケットは、なんと立ち見席。どちらかというと最近流行らなくなった郊外立地のボールパークなのだが、平均観客数が6,000のキャパを上回るという、独立リーグではブッちぎりの人気ぶりを実感する。
この2日間のアテンダンスも、6,544、6,116 という公式発表だったが、実はけっこう空席もあったりして、立ち見といえども立ち見にあらず。どこかの国をまねて、水増しってわけじゃないと思うけど。
Games
Date : August 13, 2005, 7:05PM Seat : Standing, $8.00 Game : Barnstormers 7, Ducks 4 --------------------------------- Lancaster 304 000 000 - 7 11 1 Long Island 000 010 300 - 4 9 4 --------------------------------- W: Scheuing (6-4) SV: Smith (1) L: Shepard (1-3) HR: Minor (19), Johnson (3) Time: 2:48, Attendance: 6,544 Date : August 14, 2005, 1:35PM Seat : Box, 207-N-18, $9.00 Game : Ducks 7, Barnstormers 6 --------------------------------- Lancaster 110 100 003 - 6 9 1 Long Island 011 000 212 - 7 10 2 --------------------------------- W: Runion (2-4) L: Smith (1-8) HR: Burkhart (14), Bryan (10), Leon (2), Johnson (4) Time: 2:54, Attendance: 6,116
観戦2日目、たまにはスコアでもつけながら落ち着いてゲームを堪能しようと、コンコースに掲示された手書きのスターティング・ラインアップをチェック。Ducks の6番打者に目がとまる。
#30 1B Pete Rose Jr.
球場スタッフに聞いてみた。"Pete Rose Jr. is Pete Rose Jr.?"、"Yes, Pete Rose Jr."
Pete Rose Jr. でした...
たしかに、あのピート・ローズを彷彿させる風貌であるが、推定体脂肪率35%、偉大にして愚かなる父のトレードマークであった熱血ヘッドスライディングは、どうやら似合いそうもない。しかし、意外な形でその瞬間はおとずれたのである。
一塁側ファウルグラウンドにフラフラと上がった小フライ。追うジュニア、思い切って頭から飛びこむ。倒れこんだファーストミットの50cmほど先を、ボールは転々...
デブがつまずいて転んだだけ、と言ってはいけない。たしかに、あの巨体が地上から 5センチほど宙に浮き、瞬間とまって見えたのだ。客席からも声がとぶ、"チャーリー・ハッスル!"
マスコットのアヒル君、"Cracker Jack" のもじりで "Quacker Jack" って名前は秀逸だが、芸がない。立っているか、歩いているだけ。キッズたちもアヒルの笛で "クワッ、クワッ"、おなじみの "チャージ!" もここでは、"ぱららぱっぱらー、クワッ!"
Ballpark Data
所在:ニューヨーク州 セントラル・アイスリップ 開設:2000年 収容:6,002 人 広さ:左翼 99.1m, 中堅 121.9m, 右翼 99.1m フィールド:天然芝 球場名変遷:EABパーク(2000-20001), シティバンク・パーク (2001-2010), サフォーク・カウンティ・スポーツパーク(2010), ベスページ・ボールパーク(2010-2020), フェアフィールド・プロパティ・ボールパーク (2020-) チーム:ロングアイランド・ダックス リーグ:アトランティック・リーグ (Independent) 北地区